<第2期>12月8日(土)授業④

私は創造的でありたい

道徳:若宮 正子 先生(開発者)

 昭和35年生まれの83歳。定年まで銀行に勤務し、40代後半~50代は銀行の企画開発セクションに在籍し仕事大好き人間!
定年間近にパソコンを購入し「メロウ倶楽部」(ネット版老人クラブ?)に入会。定年後、自宅で自身の母を介護しながら閉鎖的な生活の中でも、インターネット・メールにより広い世界と繋がりが持てた。この楽しさを伝えるため、同年代向けのパソコン教室を開塾。
現在は「メロウ倶楽部」の副会長。最年長有識者として「人生100年時代構想会議」にも参画。
また、シニアのICT学習のお手伝いや、講演活動と国内外で大変お忙しく過ごされています。

—————————————-これまでに創ってきたもの————————————
◆エクセルアート
 エクセルの塗りつぶし機能でセルに色を付けて・・・

◆iphoneアプリ「hinadan(ひな壇)」
 スマホアプリに高齢者向けのゲームが無かったので、プログラミングを学んで作られたと・・・。

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これからはプログラミングの時代。
たとえば、徘徊するおじいちゃんのためのアプリを開発した高校生がいます。体にセンサーを付けるぐらいならだれでも思い付きますが、踏切に近づいた時に靴がピカピカ光って周囲に知らせてくれるような仕組みです。
家族で必死におじいちゃんを探した経験が、プログラミングに繋がったんですね。
また、盲学校の児童のためにアプリを開発した高校生もいます。
生活の中の不便を見つけて、誰かのためにプログラミングし感謝される。社会貢献を身をもって体験できた事例です。これってすごいことですよね。

そしてお年寄りこそ、年齢を理由にせずパソコン・スマホにどんどん触れていくべきです。
人生100年時代。自分が動けなくなったとき、スマホ操作で電気やエアコンがつく。カーテンを開ける。
そんなことができたら、楽に生きられますよね。

生活の中で、今までの「当たり前」を再点検してみましょう。
これって「どうしても無くてはならないものなの?」と問いかけてみましょう。
ポスト平成に、昭和がそのまま残っていないか(家族単位思想、家族幻想、町内会、自治会など)

今日と明日は同じであってはならない。変わっていくことが大切です。

心のバリアフリー

道徳:四津谷 道宏 先生(国宝瑞龍寺 住職)

◆信仰(神・仏)の違い
  
   因果生起                   因果応報
<仏教・ヒンズー教>          <キリスト・ユダヤ・イスラム教>
・森の宗教               ・砂漠の宗教
・豊かな自然              ・厳しい自然
・輪廻思想               ・砂漠は死と隣り合わせ
・自然に対する感謝           ・強力なリーダーシップが必要
・太陽は恵の象徴            ・月星は砂漠では指針
・多神教                ・一神教
・和の文化               ・契約の文化

アリとキリギリスの話を因果応報で解説すると・・・
キリギリスのように将来の危機への備えを怠ると後に非常に困るので、アリのように将来のことを常に考えて行動し、準備しないやつが悪い。飢え死にしようが知ったこっちゃない。

因果生起では・・・
そもそも仏教は善悪の2元論ではない。餓死寸前の困窮者に救いの手を差し伸べないのは仏の教えに反する。困ったときはお互い様。情けは人のためならず・・・

◆いのち
私たちが生まれてきた確率、知っていますか?

年賀はがき1等:1/100万
ジャンボ宝くじ:1/1700万
にんげんの誕生:1/1400兆

「大漁」
朝焼け小焼け大漁だ 大羽鰯の大漁だ 浜は祭りのようだけど
海の中では何万の 鰯の とむらい するだろう
                   金子 みすゞ

この詩には次の意見がある。
①どのようなものにも命があり、その命は大切なものであることを訴えるのは当然。
②人間は魚を食べて生きているし、漁業で生計を立てている人も大勢いる。
鰯の悲しみや命の大切さを強調 しすぎるのはどうなのか。
③命は命を食べることでのみ、支えられているという根本的な悲しみを知ることで人は優しくなれる。

「毎日を人生の最後の日だと思って生きよう。いつか本当にそうなる日が来る。
今日死ぬとしたら何をするか?その答えがNOであるなら何かを変えなければいけない。
死ぬ覚悟があれば何でもできる。恥を捨てプライドを捨てることができる。」
                           Steve Jobs

最後に。
「春は花 夏ホトトギス 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり」
意味を考えてみてください。

学びと自治の力で拓く新時代

特別授業:阿部 守一 先生(長野県知事)

長野県は、歴史と伝統のある教育県で、希望と安心のある県です。
「学び」については非常に熱心で勤勉な県民性です。

「学び」と「自治」は対であると思います。
インプットだけでは世の中は変わらない。
アウトプットしないと世界は変わらない。
熱中小学校の生徒のみなさんは、是非ここで学んだことを自分の中に留めず、何らかの形で行動してみてほしいと思います。

社会を良くするためには「自治」が不可欠で、自分の地域を良くしていこうという気持ちが大切です。
「誰かが何とかしてくれる」ではなく、まずは自分の身近なところでできることから一歩を踏み出してくれることを期待しています。

信州たかもり熱中小学校について 61 記事
「もういちど7歳の目で世界を」をキャッチフレーズに日本全国へ展開を続ける大人の社会塾、熱中小学校。長野県内、また中部地方でも初の熱中小学校として開校したのが、私たち「信州たかもり熱中小学校」です。