<第2期>1月19日(土)授業⑤

婚活10年 ~若者の結婚支援の課題~

社会:山田 昌弘 先生(中央大学文学部 教授)

 近頃、よく聞かれるようになった「婚活」という言葉。皆さんご存知ですよね?
改めて説明すると、「結婚活動」の略で、広辞苑に掲載される言葉となりました。
実は、山田先生が10年程前に提唱された言葉なんだそうです!
山田先生は社会学から見た「婚活」を学術的に研究しておられ、現代の婚活の現状についてお話してくださいました。

日本の未婚化の実態
・少子化の原因
・結婚したくてもできない(キャリア、収入・・・様々な要因がある)
・恋愛の衰退(異性への興味・関心の低下、ネットで好きな芸能人を24時間いつでも見れることも原因!?)

日本の未婚化の理由
①経済不安
②出会いの減少
③恋愛への憧れ消失

結婚支援の課題
結婚を増やすには、上記①~③を反転させることが必要。
①結婚後の生活不安の払拭(共働化、女性の活躍促進、社会保障による下支え、家族の在り方の多様化)
②出会いを増やす(恋愛経験や置かれた状況に応じた支援)
③恋愛、結婚生活への憧れの復活(カップルや夫婦が楽しそうに暮らす、交際する人を応援する)

研究によって結婚しない・できない理由が見えてきているので、原因に対する対応策を整え実施することが必要。
結婚支援には家族、親戚、地域などの小さな単位から社会全体までの取り組みが必須!
個の立場で、何ができるか考えてみるきっかけとなりましたね。

一人ひとりにとっての神話と歴史
~「古事記」「日本書紀」と考古学~

社会:北郷 泰道 先生(宮崎県教育庁文化財課専門主幹)

 郷土の誇るべき民俗学の権威「柳田國男」の著書『木思石語』『桃太郎の誕生』から講義に入り、
「柳田國男」の言葉を使いながら、これまでどのように地域の物語が伝承されてきたかを説いてくださいました。

出雲の国には”国引き神話”としてほぼ完本として残っているそうで、出雲の国と科野(しなの)国との関わりについてのお話でした。

・出雲大社16丈の宮殿と、諏訪大社の御柱・・・巨木神話はどこから来ているのか?
・信州安曇野、北部九州(志賀島)海人 安曇氏、穂高神社・・・関係は?

諏訪市生まれの考古学者「藤森 栄一」の著書『かもしかみち』(縄文研究論、縄文史)についても触れていただきました。

考古学から見た長野県の話題を沢山取り入れていただいた講義で、非常に興味深かったですね!
高森町では富本銭が出土したことで、いかに古代で重要な場所であったかということが証明されました。
今わかっている地元の歴史を、後世に伝えていくことの大切さを感じましたね。

信州たかもり熱中小学校について 63 記事
「もういちど7歳の目で世界を」をキャッチフレーズに日本全国へ展開を続ける大人の社会塾、熱中小学校。長野県内、また中部地方でも初の熱中小学校として開校したのが、私たち「信州たかもり熱中小学校」です。