信州たかもり熱中小学校の校舎となった「高森町蘭植物園」
~「蘭植物園」から「アグリ交流センター」、そして熱中小学校の学び舎へ~

 高森町蘭植物園は、平成5年に上段横断道路が供用開始されたことに伴い、町が所有していた遊休土地の有効活用と上段地帯の活性化を目指して官民共同で事業が進められました。
 計画当初から、蘭植物園建設については議会や町民の方々の間でも賛否が分かれていましたが、町の将来の基幹産業となり得る事業と位置づけ、平成14年11月に開園しました。

 オープン以来、約20万人の皆さんに入園いただいた蘭植物園。入園者数は開園当初こそ、開園効果から確保したものの、その後は町が当初計画で示した年間入園者数を大きく下回り、入園料も減収となり、経営は厳しくなる一方でした。
 平成18年以降は、様々な経営改革の取り組みも行いましたが、結局は蘭原種などを売却処分し、平成22年11月に休園となりました。

 休園を機に有効活用のための検討委員会が設置され、多くの議論が行われてきました。そういった検討の経過も踏まえ、現在は施設がある上段地区(千早原)一帯の農業振興の拠点「高森町アグリ交流センター」として、少しずつ活用が図られてきました。

 そして、平成29年冬、廃校など活用されなくなった公共施設を「学び舎」として再生し、そこを拠点に人と人が交流し、新たな流れやきっかけを生み出す「熱中小学校プロジェクト」の話が高森町にも届きました。そして、町はアグリ交流センターを拠点として、この事業に取り組むことを決めました。
 このような流れを経て、この施設が平成30年4月に開校した「信州たかもり熱中小学校」の学び舎となったのです。

※写真は、蘭植物園の頃の様子

信州たかもり熱中小学校PR動画120秒


長野県高森町では、刺激的な講義や対話を通して、新しいまちづくりに挑戦する人材を育成するため、平成30年4月に中部地方では初、全国で9校目となる大人のための社会塾「信州たかもり熱中小学校」を開校しました。

熱中小学校は、広く受講生を募り、その土地の特性を生かした授業と、経験豊富でいずれも各業界の第一線で活躍される講師陣による最先端の内容の授業を受けられる点が特徴です。

合言葉は、「もういちど、7歳の目で世界を」。
小学校へ入学した時の、あのドキドキ・ワクワクした新鮮な気持ちに戻って、全国の皆さんとつながり共に学んでみませんか。

動画企画制作:株式会社ヒューマンセントリックス